B3研修参加者感想③
1.福澤研究室を選んだ理由
私が福澤研究室を選んだ理由は「プロジェクト形式の研修」だったからです。今回のシステム研修では他学年の先輩と一緒に一つの課題を解くため勉強してシステムを制作するという流れでした。座学スタイルではなく実践的な経験ができる研修は他になかったので、とてもユニークだと感じたのを覚えています。 付け加えるならプログラミングを使用した研修だったことも魅力的でした。私は趣味でゲームを作るなどプログラミングを勉強していたので、新しい言語を学ぶきっかけになると考えました。実際にPythonの使い方の基本を勉強することができたので楽しかったです。
2.研究内容
私が選んだ研究テーマは「光センサーを用いたコインの判別」です。コインにレーザーを当てその反射光を分析することで、そのコインが何円玉なのかを判別するというシステムを作りました。 このテーマは以下の2つのステップに分かれています。①光センサーによる反射光データの取得②取得したデータを機械学習しコインを判別させるそれぞれ計測班とディープラーニング班(DL班)に分かれ、どうすれば正確な分析ができるかを考えてシステムを制作しました。今回のシステム研修ではどのテーマでも「B3生は両方のチームで活動する」という体制なので両方の知識に触れることができます。①はPSD(光センサー)とオペアンプを使って電子回路を作りました。先輩たちが作っているのを隣で手伝ったりアイデアを提案したり工学部って感じがしていいですね。②ではPythonというプログラミング言語を自習しつつ機械学習用のコードを制作しました。どちらも本人の意欲と提案次第でガンガン参加できるのがこの研修の特徴かなと思います。
3.テーマを選んだ理由
私がこのテーマを選んだ理由は「光センサーは応用性が広い」と考えたからです。光は
計測対象とぶつかって影響を及ぼすということがありません。そのため光センサーは正確なデータが取りやすいという特徴があります。そういった点から光センサーのデータを扱うことに興味がありました。 あとは偶然他のB3生と希望が被らなかったことも決め手の一つですね笑
4.研修で学んだこと
今回の研修で学んだことは「何事も基礎知識がないと応用ができない」ということです。実際に回路を作る際やプログラムを組む際、ネットにあるものを真似すれば動きます。しかし自分が一体何を使っているのかがわからないと「このデータは 何を表しているん...だ?」という事態に陥ります。人に説明する場合、これでは不十分だなと感じた場面が何回もあり基礎知識の重要性がわかりました。
5.どのような人におすすめか
「院進する予定だけど研究をやったことがない」という方におすすめです。この研修では「何のためにどのデータが必要、だからこういう回路を作る」という研究に必要な要素を体験します。この体験をすることで「自分が大学院でも研究をすることができるほど向いているのか」というのが何となくわかるのではないでしょうか? 大学の授業では座学だけなので正直自分が何をしているのかわからなくなります。その状態で自分に研究があっているのかどうか、わかるわけがありません。盲目的に院進するのではなく一度実践的な場を体験することはめちゃめちゃ重要だと考えています。
6.一言
このシステム研修自体が始まったばかりの手探り的な授業ですが、かなり楽しい授業だと思います。大学の授業はほとんど座学で正直飽きてきますが、気分転換に受けて みるのもおすすめです。研究室選びの参考になるかはわかりませんが、悪い研究室ではないですよ笑知らんけど。
0コメント